国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 十勝ダムの基礎処理について

作成年度 1983年度
論文名 十勝ダムの基礎処理について
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(E-3)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高橋義春
近藤憲二郎
砂川正治
抄録
十勝ダムは十勝川本流、上川郡新得町字トムラウシ地点に建設中の堤高84.3m、堤頂長443m、堤体積372.4万m3の中央遮水型ロックフィルダムで、洪水調節と発電に供する多目的ダムである。十勝ダムは昭和48年度から建設工事に着手し、本格的堤体盛立は昭和53年7月より開始し、昭和57年8月完了させ、現在、補償工事、ダム附属設備、ダム周辺整備などの工事を継続施工中であり、85%の全体進捗率で昭和59年3月、試験湛水に向けて鋭意施工中である。フィルダムの建設にあたっては、ダム本体の安全性はもとより、ダムサイトの地質が必ずしも良好で無いため、基礎岩盤および遮水壁接着部の処理には、十分な安全桂の配慮が必要である。 当ダムでも、非常に節理の発達した右岸アバットメント、河道から左岸河床部にかけての堆積岩類、および断層変質部のコア接着部の処理をコンクリートで置換し、堤体盛立を完了した。今回盛立完了に伴い堤体内に埋設した計器の測定結果により、両アバットメント部の挙動、および河床部置換コンクリートの設計の妥当性について報告する。
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