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 定山渓ダムコンソリデーショングラウチングの効果判定について

作成年度 1983年度
論文名 定山渓ダムコンソリデーショングラウチングの効果判定について
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(E-5)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
加藤剛
山下弘市
抄録
グラウチングの効果判定は透水試験によることが多いが、コンソリデーショングラウチングは地盤の強度的改良を目的としているので、その効果判定も力学的判定法によることが妥当な方法と云える。しかし、力学的判定は時間と費用を多く要することから、施工範囲全域に亘って実施することは困難である。透水制による判定の場合はダムの形式、高さ、地盤の状況から異なるが、カーテングラウチングの1~2ルジオン以下の値よりも大きく、5~10ルジオン程度以下としていることが多い。当ダムにおいてはその改良目標値を5ルジオン以下としてコンソリデーショングラウチングを開始したが、施工個所の一部(特に断層付近の脆弱部)を選んで力学的効果判定調査を実施し、設計条件と比較して改良目標値の妥当性を調査したので中間報告を行なう。グラウチングの前段行為としてボーリングを行なわなければならないが、コンソリデーショングラウチングは、その性質上ある範囲を開始したら天候、昼夜、日祭日にかかわらず連続されるので、せん孔長検査は監督員の勤務時間外に生じるのが80%以上となり、監督員の検査を待つことはグラウチングの工程のみならず、ダム工事工程の遅延となり費用の莫大な損失となる。よって施工者の責任検側を目的として、ボーリング長自動記録計測装置を試作したので、その使用実績を報告する。
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