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 十勝ダムコンジットゲートについて

作成年度 1983年度
論文名 十勝ダムコンジットゲートについて
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(E-12)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
笹原武夫
近藤憲二郎
砂川正治
抄録
十勝ダムは十勝川本流の上流部、上川郡新得町字トムラウシに築造される。堤高84.3m、堤頂長443m、堤体積372・4万m3の中央遮水式ロックフィルダムで、洪水謂節と発電に供する建設省直轄の多目的ダムである。洪水調節計画は、洪水調節期間を7月1日~9月30日とし、調節容量8,000万m3、調節水深26.8mをもってダム地点での計画高水流量1,800m3/secのうち、1,450m3/secをダムに貯留し、最大放流量を350m3/secに制御して、下流帯広地点の基本高水量6,800 m3/secを6,100m3/secに低減、水害を防御する。発電は、ダム直下に最大出力40,000kWの発電所を新設し、年間7591.4万kWHの電力量を得るものである。このように洪水謂節を行なうための、十勝ダム放流設備として、非常用洪水吐と常用洪水吐がある。 非常用洪水吐は、設計洪水流量2,600m3/secで右岸山腹に沿って越流部を築き、鋼製ラジアル型式、径間15,000mm、扉高13,000mmの大型ゲート2門を設置した。常用洪水吐は、ダムサイトの地形、地質を考慮し左岸にトンネル式放流設備として設置することとした。今回ここに、この常用洪水吐、コンジットゲートの構造、施工について発表するものである。
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