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 昭和56年8月豪雨の降雨機構について

作成年度 1983年度
論文名 昭和56年8月豪雨の降雨機構について
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(D-20)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
堀内宏
長内章匡
抄録
石狩川は8月3日から9月5日にかけて、4回の洪水にみまわれた。8月上旬の大雨は、流域平均で285mmと史上最大を記録した。8月下旬の大雨は、石狩川南部流域において、短時間に集中して降ったものであり、札幌では、22日の日雨量が207mmと日雨量としては、史上最大を記録した。また8月中旬と9月上旬には、前線性の低気圧が本道を通過して、中規模の洪水をもたらした。さて、最近の大きな洪水5例について、降雨比較をしてみた。8月上旬洪水の平均雨量強度は他の洪水と同じ程度であるが、2山洪水であったことから、降雨継続時間が非常に長く、総雨量が大きくなった。8月下旬の大雨は、南部流域で集中的に降ったものだが、他の大雨に比べて雨量強度が2倍程度と非常に大きかった。また札幌の夏期総降雨量をみると史上最大であり、昭和56年夏期の気象の異常性を示している。本報告では、大雨が連続して起きた背景を大規模場解析により明らかにする。また8月上旬と下旬の大雨について、降雨のプロセスを、中規模場解析により明らかにする。
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