国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 天塩川下流部における現地観測について

作成年度 1983年度
論文名 天塩川下流部における現地観測について
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(D-26)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
郡義和
清水康行
抄録
河川計画をたてる場合に基礎となるのが、洪水時に観測される水文資料である。特に、流量観測によって得られる資料は最も重要な資料となるが、流量は、流速と河道断面積の積であって、どちらも直接測定することはできない。さらに、流速は水面勾配に影響されるため、同一水位で観測された流量であっても、水面勾配が異なれば流量に差異が生じる。またさらに洪水中の河道断面積は、通常、洪水後に測定された河道断面で代用されており、河道断面が変化した分だけ流量に誤差が生じてしまう。特に既往最大規模の洪水が発生する7月から8月にかけての洪水では、現地観測に危険が伴うため、一般には水位とか表面流速といった水面上に現れる現象しか観測できず、水面下の現象である河床変動の観測は困難である。従って、模型実験等により明らかとなった関係を実際河川へ外挿する方法が取られるが、実際河川での資料が不足しているため、その検証がまだ十分とはいえないようである。そこで、著者らは洪水を多角的に観測し、観測されたデータ間の関係を明らかにするため、昭和57年4月、天塩川下流部において融雪出水の現地観測を行った。本文は、その関係をとりまとめ、若干の考察を加えたものである。
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