国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 耐寒剤を用いたコンクリートの性状について

作成年度 1983年度
論文名 耐寒剤を用いたコンクリートの性状について
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(A-9)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
中井俊英
太田利隆
今井益隆
抄録
寒冷期におけるコンクリートの施工に際しては、保温あるいは給熱などの養生に占める費用の割合が比較的に大きいため、古くからコンクリートの凍結温度を下げるとともに、硬化を促進させる目的で食塩、塩化ナトリウム、塩化カルシウムなどの塩化物が利用されてきた。しかし、塩化物を用いたコンクリートは使用量が適切でなければ長期強度、耐久性に問題があること、鉄筋を腐食させる危険性があるなどの理由から、現RC示方書では、これらの薬品を推奨していない。材料学の進歩により最近、硬化コンクリートに悪影響を及ぼすことなく低温時での強度を増進させる混和剤が考案された。これらを有効に利用すれば、コンクリートを保温したり、給熱する期間が短くなり、寒中コンクリートの工費節減が可能となる。本報告は、寒冷期用特殊混和剤と坊凍、耐寒を目的とした2種類の市販坊凍剤について、その性能を確認するため、混入量、水セメント比、養生温度条件を主な要因として、モルタルおよびコンクリート強度発現、耐久性などに及ぼす影響を検討したものである。なお、本稿ではこの3種類の混和剤を総称して耐寒剤とした。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.