作成年度 | 1983年度 |
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論文名 | 各種検層による地質の定量的総合評価の有用性について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和57年度(A-14) |
発表会 | 昭和57年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和57年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1983/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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本舘静吾 | |
野地正保 |
抄録 |
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土木地質調査においては、地質の相対的評価とともに定量的評価が不可欠なものである。孔内検層は、速度検層、電気検層、口径検層、温度検層などで、地山の物性を非破壊で直接求められることと、試験方法が簡便なため、よく実施される方法である。しかも、近年比較的軟質な岩盤に大型の構造物が築造されることが多くなり、岩盤の強度のみならず、岩盤の変形にかかわる物性値の重大性が増大してきている。このため、地質調査の重要な調査手段であるボーリング調査においても、ボーリングコアーより得られる情報と同時に、ボーリング孔を利用した検層や試験が、地山の物性値を評価するうえで、重要な役割をもつようになってきている。本報告では、音波検層、電気検層、口径検層など孔内検層で得たデータと、ボーリングコアーによる岩石試験などで表される地質状態と対比し、孔内検層による測定値の総合評価が、地質の状況をよく表わすことについて述べる。調査の対象としたのは、第三紀の鮮新統よりなるAダム、白亜系の函淵砂岩よりなるBダム、二枚の溶結凝灰岩よりなるCダム、新第三系礫岩、砂岩よりなるDダムである。 |
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