国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 一般国道12号岩見大橋-設計、施工上の問題点と考察-

作成年度 1983年度
論文名 一般国道12号岩見大橋-設計、施工上の問題点と考察-
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(C-6)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
三浦兼一
井上源
工藤芳治
里輝政
小川正俊
抄録
一般国道12号は、道都札幌市と道東道北の文化経済の拠点都市旭川を結ぶ主要幹線道路であり、旭川以東以北への都市へ結ぶ一般国道39号、40号への連絡路線でもあり、北海道産業経済の大動脈として不可欠の路線であり本岩見橋は旭川神居古潭に位置している。この神居古潭地区約5kmの区間は、狭く片側急峻な地形と神居古潭地区特有の蛇紋岩の地スベリヶ所が点在し、一方では一級河川石狩川本流が道路に接近し、ほぼ平行に流下している地形であり、現状では現道が流下断面の中にあり、集中豪雨による石狩川の増水により断面冠水となり、冬期間にはスリップによる交通事故等の多発、交通渋滞などが懸念されている。また、近年来の陸上輸送の増大、自動車交通の増加などによる交通渋滞のネックとなっているヶ所でもある。この交通のネックを解消するため、神居古潭地区全線四車計画は管内他地区に先がけ現在鋭意施工中であり、一部四車線の完成を見た区間もある。本工事区間は、上り車線盛土、下り車線は橋梁タイプとし、今年度は下り車線を、この地区を代表する1100mの岩見大橋として完成を見たものである。本岩見大橋は昭和50年に着工し8年の歳月を要したものであるが、神居古潭変性帯の特殊地形と地質に左右されるため計画から実施まで、他の一般橋梁に例を見ない困難さがあった。今回は本岩見大橋の工事報告と種々の問題点を紹介し、考察も加えてみる。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.