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 三国橋における耐候性鋼材裸使用について

作成年度 1983年度
論文名 三国橋における耐候性鋼材裸使用について
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(C-9)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
里輝政
井上源
近間哲夫
房川秀人
北野恒栄
抄録
耐候性鋼材、裸使用橋梁の、本場であるアメリカでは全鋼橋の50%を超え、すでに実用段階に入ったと報告されている。気象条件などの違いから、日本での実施例は少ないが、北海道における使用実績(裸使用でなく化成処理)は多数あり、国内における先駆的役割を果している。北海道土木技術会では、昭和56年、全国に先がけ「北海道における耐候性鋼材裸使用の道路橋の設計及び施工指針」(以下指針)を制定した。今回報告の三国橋は当指針に基づき、設計、製作したものである。耐候性鋼材の安定サビ形成には環境条件が重要であるが、当ケ所は大雪山国立公園に位置し、大気清浄な山岳部である。又、本橋は56年8月の台風12号による豪雨により災害を受け、急きょ計画がなされたが環境条件との適合性、及び経済性を検討し、北海道開発局における耐候性鋼材裸使用の第1号に採用されることとなった。本橋は、56年度設計業務、57年度下部工の施工及び、橋体製作を実施したが、それまでの設計施工に関する環境条件、構造細目、添接部、経済性などを一般橋梁との比較を含め検討した。更に鋼材は新規格のため、溶接性なども検討したので、それらの結果を報告するものである。
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