国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 産業廃棄物の路盤材料への利用

作成年度 1983年度
論文名 産業廃棄物の路盤材料への利用
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(B-14)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
山田了士
久保宏
熊谷茂樹
有田政博
抄録
現在、良質な天然骨材の枯渇および高騰が深刻な問題となっている。省資源、省エネルギーの立場から利用可能な資源として、火力発電所等から大量に生ずる石炭灰と、鉄鋼生産によって発生するスラグがある。石炭灰のうち比較的粒子構成の細かい細粒灰は「フライアッシュ」として、セメント混合材に利用されているが、約90%ほどの残りは、未使用のまま灰捨地へ廃棄されている。ちなみに、わが国の石炭灰発生量は、約210万トンで、うち北海道では130万トンである。またスラグには、高炉スラグと転炉スラグがあり、いずれも無機鉱物質で、天然石材に似た物性を有している。このうち、高炉スラグは路盤材、コンクリート用骨材その他に有効利用されているが、転炉スラグは遊離石灰の残存部分が膨張、崩壊する欠点があり、十分な有効利用がなされていない状態である。今回、石炭灰については、昭和56年度に一般国道36号線苫小牧市内において、歩道用路盤材として試験舗装を施工し、スラグについては、昭和54年度に土木試験所管内に路盤材として施工した。これらについて、その概要と経過を報告する。
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