国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 散水下の耕地における熱的環境の変化の解析-散水下の地温変化の測定-

作成年度 1983年度
論文名 散水下の耕地における熱的環境の変化の解析-散水下の地温変化の測定-
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(F-2)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐藤吉則
本山英敬
抄録
道内のかんがい事業は、その多くがダムに依存しており、そのダムを初めとした貯水池では躍層が形成され、表層と下層における水温差は、取巻く環境により差はあるが、8℃~12℃にも達する。このため、表層の温水だけを取水する選択取水が広く取り入れられ、これらが取水施設の建設費、及び保守管理費の増加を招く傾向にある。しかし、近年、道内の畑地かんがい事業で数多く導入されているスプリンクラーを初めとする散水かんがい方式の場合には、かんがい水が水滴となって散布されるため・落下中に水滴周囲の空気から熱を供給される上に、回転式ノズルにより、ある時間間隔をおいた間断散水方式を取り入れると、土壊中の熱を一度に奪うことがない。これらの点から、散水かんがいの場合には、貯水池のある程度の低温水を用水としても作物に与える影響が少ないことが考えられるが、ノズルから、吐き出された水が散水下の作物や土壊に与える熱的影響について調査した事例は道内においては少ない。そこで本調査では、これらの現象を定量的に把握するための第一段階として、散水下の熱的環境変化を圃場試験により測定したものである。
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