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 小作制農場の水利と土功事業について-蜂須賀農場の場合-

作成年度 1983年度
論文名 小作制農場の水利と土功事業について-蜂須賀農場の場合-
論文名(和訳)
論文副題 昭和57年度(F-11)
発表会 昭和57年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和57年度技術研究発表会
発表年月日 1983/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
坂田資宏
抄録
蜂須賀農場は水稲栽培の有効性に着目し、尾白利加川から約1千町歩に潅漑する水利権を取得した。そして、明治32年から5年間の歳月と、15万円の費用を投じて導水門を構築し、、潅漑溝や圃場を完工したのである。道農場が稲作主作に転換すると、小作を希望するものが殺到し、造田は急速に進んだ。最盛期(大正9年)には、小作人949戸・田1,257町歩を記録している。当時、北海道内陸部は水稲栽培は品種や技術において、まだ、その適応性を模索中であった。にもかかわらず、農場主は私費をもって独自の運用を行なった。幸い天恵地利と農場の経営努力によってこの事業は成功した。その後の北海道農業ならびに農業土木事業に裨益することがはなはだ大きい。今回、本農場成立とその初期における水利を概観してみた。
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