国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 再生粗骨材中に含まれる塩化物イオンの移動に関する検討-再生骨材の鉄筋コンクリート構造物への利用を目指して-

作成年度 2004年度
論文名 再生粗骨材中に含まれる塩化物イオンの移動に関する検討-再生骨材の鉄筋コンクリート構造物への利用を目指して-
論文名(和訳)
論文副題 平成16年度(環-1)
発表会 平成16年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成16年度技術研究発表会
発表年月日 2005/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
材料研究室富田 豪紀(TOMITA Hidenori)
材料研究室佐々木 愼一(SASAKI Shinichi)
材料研究室田口 史雄(TAGUCHI Fumio)
抄録
近年、更新時期を迎え老朽化したコンクリート構造物の取り壊しによる建設副産物の増加により、年々処理費用が増大するばかりでなく、処理場の不足、環境への影響が深刻化してきている。また、一方で良質な天然骨材の採取が困難になってきていることから、資源の有効利用として取り壊しコンクリートを再びコンクリート構造物へ利用する技術の確立が急務とされている。これまでの研究については、プレキャスト無筋コンクリート用再生粗骨材の品質規格(案)として平成14年4月、当研究所も加わり、(社)日本コンクリート工学協会北海道支部において取りまとめており、今後は鉄筋コンクリート構造物への利用拡大に向けた規格の制定が望まれている。再生骨材を鉄筋コンクリート構造物に使用するためには、再生骨材中に含有する塩化物イオンの鉄筋腐食に及ぼす影響について明らかにする必要があるが、その検討はほとんど行われていない。そこで本試験では、まず、再生粗骨材中の塩化物イオンの移動性状を検討することを目的とし、一手法として電気化学的手法を用い、再生粗骨材中の塩化物イオンが周囲の新規セメントペーストへ移動するかどうか、また、移動する場合どのように移動するかの検討を行った。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.