作成年度 | 2004年度 |
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論文名 | 軽しょう火山灰地帯に整備された耕土流出抑制工による水質改善効果 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成16年度(環-17) |
発表会 | 平成16年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成16年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2005/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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農業土木研究室 | 鵜木 啓二(UNOKI Keiji) |
農業土木研究室 | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
網走開発建設部 北見農業事務所 | 橋本 昌直(HASHIMOTO Masanao) |
抄録 |
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北海道東部網走地域に位置する網走川上流域は、受食性の高い軽しょう火山灰性土壌の農地が広がり、融雪期や降雨時に侵食(水食)を受けて土壌流亡が生じやすい地域である。そのため、排水路では農地からの土壌流入や排水路自体の法面崩壊等による土砂堆積によって排水機能が低下しており、その機能回復と災害の未然防止が求められている。このため、国営総合農地防災事業「網走川上流地区」では、農地からの土壌流亡を抑制し、排水機能を正常な状態に回復させて農地保全を図るために、排水路に堆積している土砂の除去、耕土流出抑制工や護岸工の整備など各種対策を実施している。これらの対策工の副次的効果として、農地の肥沃な土壌の流出による生産性低下の防止のほか、排水路への流入土砂を抑制することで下流域への水質負荷の低減にも寄与していると推察される。本年度は事業完了年度に当たり、事業効果を総合的に評価していく中で、これら副次的効果についても定性的・定量的に把握することが必要となる。本稿では、各耕土流出抑制工の水質改善機能と排水路の水質改善状況について報告する。 |
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