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 空港舗装におけるグルービング溝の安定性に関する検討-離着陸時における航空機運航の早期安全性回復-

作成年度 2004年度
論文名 空港舗装におけるグルービング溝の安定性に関する検討-離着陸時における航空機運航の早期安全性回復-
論文名(和訳)
論文副題 平成16年度(技-41)
発表会 平成16年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成16年度技術研究発表会
発表年月日 2005/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
釧路開発建設部釧路港湾事務所水上 一生(MIZUKAMI Kazuo)
釧路開発建設部釧路港湾事務所丹羽 幸一(NIWA Kooichi)
釧路開発建設部釧路港湾事務所須崎 徹(SUZAKI Tooru)
抄録
離着陸時における航空機運航の安全性を高めるため、滑走路面には排水機能を付加したグルービングと呼ぶ切削溝を形成する。表層舗設後からグルービング溝形成時までの経過日数(表層混合物の安定硬化に要する日数で航空機による繰返し荷重を受けてもグルービング溝の目潰れが発生しないとされる日数)、いわゆる表層の養生日数は本州空港で60日以上、北海道内空港では45日以上を確保すべきとされてきた。釧路空港では、夏期の海霧発生時における航空機の欠航を低減するため、計器着陸進入方式をカテゴリーⅢaで運用している。この着陸進入方式の運用停止に伴う影響を最小限とするため、滑走路の老朽化に伴う改良工事の着手時期は海霧発生が激減する9月下旬とされた。これに伴う施工計画の検討から養生日数45日を確保した場合、グルービング溝の形成完了時期は平成17年1月上旬の積雪寒冷期となる。しかし、航空機離着陸時の安全性回復のため、積雪寒冷期前の平成16年12月下旬までにグルービング溝の形成を完了させなければならない。この緊急性が本検討の背景となった。港湾技研資料によれば、表層路面温度の低下に伴い、グルービング溝の目潰れ度は小さくなる傾向が報告されている。そこで本検討の緊急性を踏まえ、グルービング溝に発生する目潰れは路面温度や養生日数とどのような相関にあるか、また養生日数を縮めた場合に目潰れが発生するのか確認するため、検証試験を行うこととした。本報告は、空港舗装におけるグルービング溝の目潰れを発生させる影響要因を把握するために行った室内試験及び現地試験の検討成果を報告するものである。
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