国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 蛇紋岩質粘性土を用いた盛土の試験結果について

作成年度 1976年度
論文名 蛇紋岩質粘性土を用いた盛土の試験結果について
論文名(和訳)
論文副題 昭和51年度(A-13)
発表会 S51年度技術研究発表会
誌名(No./号数) S51年度技術研究発表会
発表年月日 1977/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
浅利雅裕
中田秀光
新庄建
矢幡幹邦
抄録
一般道々豊富遠軽線は、天塩郡豊富町より知駒峠を経て、紋別郡遠軽町に至る道北の産業道路であるが通行可能な区間がわずか4Kmであり、不通区間の建設が急がれている。この不通区間のうち知駒附近は北海道の地質構造上、中軸部の神居古潭帯に位置しており我国最大の蛇紋岩地帯である。この蛇紋岩地帯に構造する土木構造物がしばしば地すべりやトンネル工事での異常な偏圧にあい難儀するため、知駒岳附近の路線は可能なかぎり蛇紋岩地帯を回避すべく計画されたが、本線の性格上それにも限度があり一部蛇紋岩地帯を通るとともに、土量のバランスや環境保全上盛土材として蛇紋岩質粘性土を使用せざるを得ない現況である。現在知駒岳附近は峠に向って幌延町(留萌開建)と中頓別町(稚内開建)の両側より調査、検討しながら建設を進めている。この報告は、蛇紋岩質粘性土に関する多くの問題点のうち、盛土材として使用する場合の施工性や品質管理方法さらに安定性について、試験盛土や転圧試験あるいは室内試験を行ない結果を検討し、現場への参考資料、さらに、蛇紋岩質粘性土の設計、施工の指針の一資料を得ることを指向したものである。
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