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 大型締固め試験による補正法と施工管理について

作成年度 1976年度
論文名 大型締固め試験による補正法と施工管理について
論文名(和訳)
論文副題 昭和51年度(E-5)
発表会 昭和51年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和51年度技術研究発表
発表年月日 1977/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
中村義文
抄録
盛土管理を行う上でレキの存在は無視できない。そこで(境界レキ率)、(大型締固め試験による実験式)を求め、レキの管理値に及ぼす影響を明確にし、さらに室内大型透水試験と現場透水試験を行い、レキがコアの透水係数に与える影響を検討した。なお、現場透水試験については、2種の変水位式の誘導と結果の比較について述べる。盛土管理は、設計基準(フィルダム)等に掲載されている盛土管理日報に依り行っているが、盛土管理日報の18.19欄のレキ率P’25%は4井フルイを用いた場合であって、三石ダムでは19.1mmフルイを用いているため、当然レキ率P’は異なる値を用いなければならないと考え。実績データより境界レキ率P’を求めた.盛土管理日報で使用されているWaLker-HoLtzのレキ補正法は、レキ率の増加に伴い適合しなくなることが明らかになっている。そこで大型締固め試験を行い、その事実を確認し、修正式を求め盛土管理日報に反映させた。以上で、D値、C値を明確の考え方で求められるようになったが、そもそもレキの存在がコアとして要求される透水係数にどの程度影響を及ぼすか、確認することが必要と考えレキを含む大型透水試験を行い、レキ率と締固め度によって透水係数がどのように変化するか調べた。ところで、土質試験法に「粗粒のレキを多く含む土等は、室内試験が不適当な場合があり、その地盤の平均化された透水度を求めることのできる現場透水試験を行うことが望ましく、その結果は室内透水試験よりも信頼度が高く、有用なことが多い。」と記されているようなことから、現場においても透水試験を行ったが、ここでは、2種の簡易な現場透水試験の方法と変水位式の誘導、結果の比較について述べる。
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