国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 無水式ガードレール清掃装置の開発

作成年度 1976年度
論文名 無水式ガードレール清掃装置の開発
論文名(和訳)
論文副題 昭和51年度(H-4)
発表会 昭和51年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和51年度技術研究発表
発表年月日 1977/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
猪狩忠行
抄録
産業の発達と道路網の整備と相まって車輌の増加が著しく、更に人口の都市周辺への過密化により交通事故が急速に増大している。その交通安全上の一環として、市街地及び郊外を問わず道路全域にわたって歩道用防護柵やガードレールなどの交通安全施設を整備してきた。しかし、これらの施設は車輌の排気及び路面汚泥の飛散などによる汚損から街路の美観を損ね。更に歩行者に対する着衣汚損、夜間における反射器の光度ならびに視覚の低下による交通安全上などの問題点を来たしているので、その対策としての清掃作業は必要である。これらの増大な清掃作業の省力化を図るため、昭和45~47年度にかけガードレール清掃車3台を導入した。本車輌は2tトラックに洗浄水1,100リットル、洗剤400リットルを搭載し。水圧2kg/cm2で被清掃体及び回転ブラシに吹き付け連続的に清掃するもので、その清掃効果は良好ではあるが、洗浄水及び洗剤の吹き付けの飛散による歩行者に対する着衣汚損、路上に泡状の洗剤を残す、搭載洗浄水量には限界があり、放水時間が1時以下と短いため行動範囲が限定される。また洗剤及び洗浄水などの経費として562円/km消費されるなどの問題点が提起されてきた。そこで、これらの問題点を解消し、更に作業効率の向上を図るための方法として、無水式によるブラシ作業で清掃が可能かどうかについて基礎実験を行ったところ、多少の仕上程度は低下するが美観上からも支障はないと考え、その無水式による清掃装置の開発を進めるため昭和50年度より試験を実施してきたので、その経緯及び展望について報告する。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.