国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 新雪路整同時施工に関する調査試験-中間報告その1-

作成年度 1976年度
論文名 新雪路整同時施工に関する調査試験-中間報告その1-
論文名(和訳)
論文副題 昭和51年度(H-9)
発表会 昭和51年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和51年度技術研究発表
発表年月日 1977/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
熊井敬明
本谷博長
打矢撤也
堀川剛
抄録
近年、道路除雪の充実に伴い冬期間の交通量が増加し、国道主要幹線においては昼夜の区別なく交通に供され、特に大型貨物車などは昼間の混雑を避けて夜間に走行することが多くなっている。そのため、除雪は即時に踏み固められ、現在使用されているプラウ系除雪車ではこのような圧雪を取り除くことが困難になってきており、これらの圧雪がそのまま放置されれば路面上で、わだち掘れ、また氷盤へと転化し道路状態を著しく悪化させる。特に、交通量の多い都市部およびこれらに接する主要幹線道路ではこの傾向が著しい。現在の除雪工法では、排雪作業はプラウ系およびロータリィ系除雪車によって行われ、路面整正作業にはグレーダ系除雪車によって行われているが、路面上の雪を迅速かつ効率的に処理する工法として排雪および路面整正作業を同時に施工できる機械の出現が望まれている。そこで、北海道開発局では建設機械開発調査費第9専門委員会を設け、新雪路整同時施行に関する調査試験を昭和50年度より3ヶ年計画で実施することとなった。昭和50年度では、新雪除雪および路面整正作業の実態を把握をするとともに、一方向ブラウによる新雪路整同時施工の可能性の追求として、模型プラウを試作し実作業に必要な除雪馬力、走行安定性について調査試験を実施した。
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