| 作成年度 | 1977年度 |
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| 論文名 | 南部北海道に分布する蛇紋岩地帯の地すべり・崩壊地形 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | 昭和52度(A-9) |
| 発表会 | 昭和52年度技術研究発表会 |
| 誌名(No./号数) | 昭和52年度技術研究発表会 |
| 発表年月日 | 1978/02/24 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
|---|---|
| 鈴木哲也 | |
| 野地正保 |
| 抄録 |
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| 北海道の中軸には日高および神居古潭という、南北に並走する二つの広域変成帯がある。なかでも神居古潭変成帯には特異な性状を示すことで知られている蛇紋岩が点々と出現し、その分布面積はおよそ500K㎡にも及んでいる。蛇紋岩分布地域における土木工事では、強大な地圧や地すべりに悩まされた工事例も多い。特に地すべりは、絶えず匍行的にすべり続けていることが少なくなく、切土、盛土等の人工的改変により、地すべりを促進させる効果となることがある。最近15年間に北海道開発局の工事関係で発生した地すべりのなかで、蛇紋岩地帯のそれの占める割合は10%にものぼっている。今後も北海道の中軸地帯における土木工事で、蛇紋岩に遭遇する可能性は高く、ここでは中軸地帯の乱された不安定な地質とともに、蛇紋岩の有している可動的な性質から、地すべりの発生しやすい地質条件が形成されており、施工時の困難も予想される。この報文は、蛇紋岩地帯の地形分析により、同地帯に多数分布している地すべり、崩壊地の性状を把握するとともに、その特徴も明らかにしようと試みたものである。 |
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