国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 見日道路改良における地すべりについて

作成年度 1977年度
論文名 見日道路改良における地すべりについて
論文名(和訳)
論文副題 昭和52度(A-10)
発表会 昭和52年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和52年度技術研究発表会
発表年月日 1978/02/24
所属研究室/機関名 著者名(英名)
桑島智義
菅原竜蔵
抄録
主要道々八雲熊石線は、渡島半島の八雲町~熊石町を横断する主要幹線道路で、昭和38年に開発道路に指定された。この開発道路は改良工事完成後北海道に移管され、直ちに舗装(特4)する計画をもっている。指定延長は当初L=9320mとなっていたが、現在L=3000mが残っており、この内地すべり区間L=500mを残して完成している。地形的には、ずい所に滑落、段落がみられ、かなり古い時期より地すべりがあったと考えられる。最近は昭和40年春、昭和43年集中豪雨時、昭和45年春に地すべりが発生したが、その後小康状態を保ち現在に至っている。昭和45年以前の地すべり対策工は、D線付近で地下排水ボーリング、落石防止網、落石防止柵工を現道より見市川間には、蛇かご工、地表排水用コルゲートパイプ工などが施工されたが、大半が原形をとどめない程に破壊されている。このため当地すべり地域の地質性状の把握、降雨及び融雪時における地下水の動き、また土塊の性状を知る必要があり、昭和45年~今日までに地表地質調査、地下水観測及び地質調査を行った。対策工法としては、昭和47年以降に段階的に地下水排除工、切土工などを進めながら、その効果については、地下水観測を主体に設計の妥当性確認に努めた。本文はこれらの経緯について、その概要を報告し、今後の地すべり対策検討の参考に供するものである。
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