国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 草地開発の意義と役割りについて-飼料給与構成による酪農の経済性の検討-

作成年度 1977年度
論文名 草地開発の意義と役割りについて-飼料給与構成による酪農の経済性の検討-
論文名(和訳)
論文副題 昭和52年度(E-4)
発表会 昭和52年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和52年度技術研究発表会
発表年月日 1978/02/24
所属研究室/機関名 著者名(英名)
亀岡敏彦
抄録
北海道の耕地面積1,076千haのうち飼料作物は約55万haと過半数を占め、草地開発の推進等によって飼料作物へ特化してきている。この豊富な飼料基盤を背景に、52年2月には656,700頭の乳牛を飼養し、1,563千t(51年シェアー29.7%)の生乳生産をあげている。飼料の給与構成をみると、北海道の場合、濃厚飼料で26%(うち配合で18.6%)であるのに対し、都府県では60.4%(同25.8%)と、飼料の給与構成が異なっている。このことは、北海道酪農が自給飼料基盤に立脚した飼養方式であるのに対して、都府県酪農は購入濃厚飼料に多くを依存していることを示している。また、牛乳生産費に占める飼料費は、北海道で54%、都府県で57%を占めており、収益の向上には飼料費の節減が大きな課題である。ここでは、40年以降の成牛1頭当りの配合飼料の給与量と産乳量が高い相関関係にあることに着眼し、飼料給与構成による経済性を乳価、配合価格及び粗飼料の費用価の相互関係を基に、北海道酪農の経済性を検討するものである。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.