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 港湾内水域の循環水に関する研究

作成年度 1977年度
論文名 港湾内水域の循環水に関する研究
論文名(和訳)
論文副題 昭和52年度(F-14)
発表会 昭和52年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和52年度技術研究発表会
発表年月日 1978/02/24
所属研究室/機関名 著者名(英名)
藤田郁夫
抄録
環境汚染について多方面で議論されているが、沿岸海域には内陸部からの生活廃水ならびに産業廃水が集中して流入する傾向にあり、汚染の防止と対策が急務となっている。特に港湾内においては汚染集中化の度合いが顕著であり、海水汚染を考えるにあたっては最初に港湾内の汚染を取り扱うことが妥当であろう。そこで、港湾内における水質の分布特性を把握するとともに、汚染伝播に寄与する港内循環水の機構を明らかにする必要がある。苫小牧港においては水質調査ならびに流況観測が実施されている。昨年度は、51年8月30日から31日にかけて行なった連続観測の結果を報告し、若干の考察を試みた。今年度は、以下の内容を順に述べる。ⅰ) 苫小牧港管理組合が実施している水質調査の結果を解析し、港内水質の変動特性およびおおまかな分布特性を明らかにする。ⅱ) R・S(リモート・センシング)調査の結果から、港内水質の平面分布特性ならびに循環機構を明らかにする。ⅲ) 現地調査結果にもとづいて行なう水理模型実験の概要について述べる。
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