作成年度 | 1977年度 |
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論文名 | パルス型ステップ式波高計 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和52年度(F-15) |
発表会 | 昭和52年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和52年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1978/02/24 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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高島和夫 |
抄録 |
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ステップ式波高計は海面の変動を直接観測でき、キャリーブレーションがいらず、さらには衝突波、越波の観測もできるなど、原理的には多くの特長がある。この方式は早くからあったものであるが、初期のものはその具体的手段に問題があったことから、当研究室ではこれについて研究を行ない、さきにリレーを用いた改良を行った。この改良により、それまでのステップ式の欠点が大幅に改善され以来、リレーを用いたこの方式はいわゆるリレー型ステップ式波高計として本州はじめ道内各地の波浪観測に実用されてきた。しかしながら、このリレー型においても機能上、まだ、いくつかの問題があり、より長期にわたる安定維持をはかるため、さらにはこの方式の無線化、あるいは波浪ブイなどへの応用をすすめていくためには、種々改善することが必要である。こうしたことから、ふたたびステップ方式の研究をすすめていたが、今回、従前から解決の困難であった機能的な問題を解消したパルス型ステップ式波高計を開発した。昭和52年5月、本機を苫小牧港波浪観測塔に設置し、以後、毎時観測の実用に供しているがきわめて良好な成果が得られているのでここにその概要を報告する。 |
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