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 雪庇処理装置(ワイヤ式)の開発について

作成年度 1977年度
論文名 雪庇処理装置(ワイヤ式)の開発について
論文名(和訳)
論文副題 昭和52年度(H-9)
発表会 昭和52年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和52年度技術研究発表会
発表年月日 1978/02/24
所属研究室/機関名 著者名(英名)
山元達治
堀川隆三
抄録
多雪山岳地、及び沿岸地域の道路沿線に生成する雪庇は、雪崩や崩落などによる交通障害が問題化しているなかで、雪庇処理作業は冬期間の道路管理上、最も重要な除雪作業の一つになっている。雪庇の生成は、切土法面の上層部に自然積雪し、さらにロータリ除雪車により投雪された上に風雪や地形の変化などにより生成され、やがては雪庇となり道路上部に大きく張り出してくる。それらがその後の降雪などにより発達してくると自重に耐えきれずに崩落したり、雪崩の誘発の原因にもなりそして、路上の積雪を促進し除雪作業を困難にする例が多い。現在のところ雪庇処理作業は、人力処理、マックレ式、雪力式そしてワイヤ式などの方式が取り入れられてきたが、これらどの方式も長所、短所があり処理作業には危険性も大きく非能率的であるのが現状である。そのため、雪庇を安全で能率的に処理できる装置の開発が望まれているなかで、現有機械の効率的な活用を考えて、各建設部で保持している4.5t吊トラック・クレーン車に装着できるワイヤロープ(縦溝切付)による切断方式の処理装置を試作したので報告する。
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