国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 見日地すべりの排水効果について

作成年度 1978年度
論文名 見日地すべりの排水効果について
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(A-3)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
吉田保
小林雄一
抄録
この地すべりは、渡島半島と八雲町と熊石町を結ぶ開発道路、主要道々八雲熊石線熊石町見日地内の道路改良に伴うものである。熊石側の約130m間は盛土、八雲側は現道拡巾切土(岩)による改良計画であつた。昭和39年に盛土の一部が施工され、翌年の融雪時に現道を含む地すべりが発生し、現道は地すべり頂部付近に位置Lている。地すべりの規模は巾約400m、奥行約200m、平面積約78,000㎡、推定移動土塊量約230,000m3である。その後地すべり対策の一環として、現道より山側でのトンネル案、山側え最大15m移動する山側移動案、地すべり地を完全に避ける対岸迂回案などの比較線が検討され、安全性および経済面などから山側移動案が決定された。この結果八雲側の切土(岩)部については、現地すべり範囲からほぼ回避することができたが、熊石側は地すべり頂部付近での盛土となつた。地すべり防止対策としては、集水井地下水排除工法による抑制工を採用し、表-1、図-1に示すように、4年間で集水井5基、集水孔31本、排水孔7本が施工された。ここでは地質概要、地すべり防止対策として地下水排除工法を採用した理由、地下水排除工の計画と施工、集水井による地下水排除工施工前後の地下水位と排水量の測定値から、地下水排除効果について検討した結果などについて報告し、今後の地下水排除工法の計画および地下水排除効果を確認する上での基礎資料とするものである。
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