国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 凍結融解作用による軟岩の強度低減率-特に熔結擬灰岩について-

作成年度 1978年度
論文名 凍結融解作用による軟岩の強度低減率-特に熔結擬灰岩について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(A-6)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
根岸正充
小林雄一
抄録
全ての岩石が、凍結融解作用を繰り返し受ければ、岩質の劣化を生じ、そのさまぎまな強度が低減してゆく。このことはまぎれもない事実であるが、あらゆる岩石を対象に考えた場合、たとえ凍結融解条件が同一であつたとしても、岩石名や岩質による差は非常に大きい。また凍結融解作用の影響度を、何を指標にして表すか、ということも重要であり、充分検討されなければならない。凍結融解作用による岩質の劣化を超音波伝播速度や重量の減少百分率を指標として表し、岩石名や岩質による特徴を明らかにした研究がすでに幾つか報告されているが、数は極めて少なく、岩石名や産地も非常に限定されている。一方、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性の研究は岩石に比較したら、はるかに多くかつ詳細である。そしてコンクリートの劣化を表す指標としては、相対動弾性係数、耐久性指数と重量の減少率が使用されている場合が多い。いずれの報文も、凍結融解作用による強度の減少を間接的には充分想像させ得るが、いかなる比率で減少するのか、強度そのものでは明らかにされていない。自然界に存在する岩石は多種多様であり、単純な問題でないことを認識しつつも、凍結融解のサイクル数と強度の低減率の関係を室内試験から推定してみた。以下に現在までの試験結果を照査し、凍結融解作用による岩石の強度低減率を一軸圧縮強度および超音波縦波伝播速度を指標として述べる。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.