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 「1977年有珠山噴火」に伴う火山灰堆積層の安定性について

作成年度 1978年度
論文名 「1977年有珠山噴火」に伴う火山灰堆積層の安定性について
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(A-8)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐々木晴美
能登繁幸
杉岡博史
西部悦寿
抄録
本道の支勿洞爺国立公園内にある有珠山は、昭和52年8月7日に大噴火を起こした。その後の数次にわたる噴火により外輪山内部の火口原には約4~5m、山麓周辺地域には約10㎝~2mの火山灰が降り積もった。有珠山北西部に位置する洞爺湖温泉町地域および周辺道路等に堆積した火山灰は、迅速な復旧作業によって除去されたが、有珠山南西山麓部にあたる泉地区では、火山灰層の表面が透水性の悪い細粒火山灰で被われているため流出係数が大きく、少量の降雨でも土石流が数回にわたり発生している。一方、北西山麓にあたる洞爺湖温泉町側にも同様に土石流、泥流等の可能性をもつ多量の火山灰の堆積した沢が存在し、現在まで 土石流等が発生している。加えて、今後、土石流等の発生は十分に考えられ、その前提となる斜面上の堆積火山灰層の崩壊、侵食等が大きな問題となっている。そこで、堆積火山灰層に各種の条件を与えてその安定性に関する室内実験を行をったのでここに報告する。
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