国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 樋門の現況調査結果と設計法について

作成年度 1978年度
論文名 樋門の現況調査結果と設計法について
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(A-10)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
魚住浩一
広瀬荘八郎
森康夫
抄録
軟弱地盤上にくい基礎を用いた樋門を築造し盛土を施工すると、周辺地盤は沈下および側方流動を起し、躯体および基礎ぐいの安定性に多大の影響を与える。このため、47年に作成された「ひ門等設計指針」(指針)においては、盛土によって躯体および基礎ぐいに作用する鉛直荷重の割増しを行なうと共に、地盤の軟弱さとその層厚によって水平荷重を考慮した基礎ぐいの安定計算を行なうこととなっている。指針の作成にあたっては、樋門の重要度を考慮するとともに作成時までに実施した応力調査あるいは破損状況調査などの結果を反映させたが、盛土による鉛直および水平荷重の作用機構にはなお不明な点も多く、それに付随して合理的な躯体断面、基礎ぐい諸元の決定法にも検討の余地があるものと思われる。以上の諸点について検討し樋門設計の適正化をはかるため、現行指針によって設計施工された樋門を対象として、52年度から樋門の現況調査および基礎地盤などの関連資料収集を行ない取りまとめを実施してきた。本報文は、これら現況調査結果の概要を述べるとともに、盛土による躯体および基礎ぐいへの作用外力に関して若干の考慮を加えたものである。なお、作用外力の検討には53年度まで継続して実施してきた樋門応力調査の結果も一部取入れている。
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