国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 吹雪降雪強度計

作成年度 1978年度
論文名 吹雪降雪強度計
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(B-4)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
野原他喜男
竹内政夫
抄録
降雪時に強い風が伴うことの多い北海道では、道路維持管理や防雪調査、計画調査のために吹雪量や降雪量を知りふきだまり量を推定する必要がある。しかし、従来気象台などで行っている測定方法では、降雪に限らず降雨の場合でも風速が大きくなるにつれて正確に測定することがむずかしかった。特に雪は雨に比べて落下速度が小さいため、風の影響を受けやすく、雪の捕捉が悪いために誤差が大きい。吹雪などの強風時には、10%以下の捕捉率になる。われわれは、受雪口が垂直になっている吹雪計(竹内、他1975)を用いて吹雪量の測定を行ってきたが、この方法では、吹雪量の測定には適しているが、弱風時の測定はできない欠点があった。このことから、強風時、弱風時にかかわらず吹雪量、降雪量を測定するための測定器の必要性を感じ、強風時の着雪を利用した吹雪量の測定と、従来通りの方法で弱風時の降雪も測定できる吹雪降雪強度計を試作し、現在試験しているのでそれについて述べる。
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