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 十勝ダム放流工の計画・設計について

作成年度 1978年度
論文名 十勝ダム放流工の計画・設計について
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(D-12)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
芳賀敏二
砂川正治
抄録
十勝ダムは、十勝川水系十勝川上流部新得町字トムラウシに築造される、堤高84m、堤項長443m、堤体積360万m3強の中央遮水式ロックフィルダムで、洪水調節と発電に供する多目的ダムである。本体関係の工事は、昨年7月より堤体盛立が始まり、現在、21%が完了している。さて、今回は、ダム完成後の主軸をなす放流工(常用放流設備)について報告するが、この工事は、昨年3月に着工し、現在、トンネル掘削474m(上半部)、トンネル巻立126m(アーチ部)、呑吐口の掘削187,000m3が完了している。この放流工は計画高水量1800m3/Sのうち1450m3/Sをダムで貯留し、350m3/Sを放流する設備で、堤体の左岸部にトンネル方式の半管路式で設置するもので、その内部に調節ゲートを設ける構造である。フィルダムの放流設備としては、これだけの規模のものは国内ではあまり例のない構造物となる。したがっていくつかの問題があるが、水埋実験、構造設計の問題点、主要ゲート(スライドゲート)構造等について報告する。
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