国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 北防波堤撤去工事について

作成年度 1978年度
論文名 北防波堤撤去工事について
論文名(和訳)
論文副題 昭和53年度(F-5)
発表会 昭和53年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和53年度技術研究発表
発表年月日 1979/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
瀬波希人
抄録
釧路港では漁船の大型化に伴うけい留施設および漁獲物の処理施設などの充実を図るため、第5次港湾整備5ケ年計画(昭51~55)において副港地区に漁業ふ頭の建設が計画されている。そのため昭和53年度において北防波堤の一部、695.8mと北副防波堤60.0mを撤去し、港内を拡げる必要が生じてきた。北防波堤は総延長1,370mで第1期・第2期拓殖計画時代に建設さて、昭和12年に完成したものであり、そのうち約1,120mは斜塊構造であり約250mは方塊積構造である。北副防波堤は昭和40、41年で完成したケーソン式混成堤である。撤去に要する施工量としては、上部コンクリート破砕約7,500m3、方塊除去1,170個、異型塊除去2,457個、ケーソン除去6函、基礎捨石を含む浚渫土量約43,000m3である。以上の施工量を単年度で消化するためには、発生材の流用方法の検討を初め、迅速で安全な工法の検討が必要である。当港は春から夏にかけて濃霧が発生し、街の名物となっているほどであり、副港地区の頻繁な航行船舶に対する安全には最も留意せねばならない。防波堤を約760m撤去すると言う事例は極めて稀であり、この報告は安全かつ迅速に施工できる工法の検討から工事実施・完了までの経緯について述べるものである。
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