作成年度 | 1979年度 |
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論文名 | 冷涼地帯における畑地かんがいについて |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和54年度(E-14) |
発表会 | 昭和54年度技術研究発表 |
誌名(No./号数) | 昭和54年度技術研究発表 |
発表年月日 | 1980/02/22 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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舟木誠 | |
池内国夫 | |
須藤英之 | |
荒木宏範 |
抄録 |
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北海道のオホーツク海沿岸は冷涼な気候がゆえに、耐寒作物の生産が盛んであり一大畑作地帯を形成している。特にオホーツク海沿岸北部にある約7万haの牧草地は、気候的、土壌的条件により潜在的な、かんばつに見舞われ厳しい農業経営をしいられている現状にある。この地方は季節的に見て、春は乾燥した西風が吹き、又春から夏にかけては降雨が少なく、それに加え特殊土壌の重粘土は、保水性に乏しく作物の生育に障害をもたらしている。近年乳牛の増加が進行し、それに伴うエサ不足を圃場の拡大に求めているが、圃場の拡大にも限度があり又、ここ数年繰返されているかんばつ被害は、農家経営に著しい打撃を与えた。こうした現状を見極め、地元では牧草かんがいに対する気運が高まり、土壌的、気象的、作物的なかんばつ要素を解明し安定多収を試みる為に、紋別郡雄武町に試験圃場を設置するに至った。今年は初年度として、試験圃場の設置と2番草以降にかん水した結果、かんばつに対する抵抗性、増収率も期待でき牧草かんがいに対する意識を、新たにした所である。 |
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