国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 滝里ダム貯水池におけるカビ臭原因物質のモデル解析について

作成年度 2005年度
論文名 滝里ダム貯水池におけるカビ臭原因物質のモデル解析について
論文名(和訳)
論文副題 平成17年度(環-7)
発表会 平成17年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成17年度技術研究発表会
発表年月日 2006/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高田賢一
杉原幸樹
山下彰司
抄録
石狩川水系空知川中流の芦別市と富良野市にまたがる滝里ダムは2000年に完成し、水道用水の供給を目的の一つとしているが、完成後まもない2002年と2003年に連続してカビ臭問題が発生しており、利用者からの苦情が寄せられたりしている。これは貯水池内に繁殖する藍藻類から発するカビ臭物質が主な原因であることが推定されている。一般的にカビ臭が発生する主な原因としては、藍藻類や放線菌が異常発生または増殖し、これら一部の藍藻類や放線菌が生成する2-メチルイソボルネオール(以下2-MIBと略)、ジェオスミンという物質が原因であることが確認されている。滝里ダム貯水池で2003~2004年に発生したカビ臭は、2-MIBが原因で発生しているのを確認した。そこで本報告では、2003年~2005年までの既往調査資料などからダム貯水池の水環境の変遷についての情報を収集し、滝里ダムにおける水環境の形成要因について概略的に整理を行った。また、2004年に引き続いてダム貯水池内の湖水及び濁質の流動についての解析を試みた。本年度については滝里ダム貯水池運用、特に表層で取水した場合と底層で取水した場合の取水口高を考慮した貯水池内の流動及び濁質の挙動について、鉛直2次元モデルを用いた解析を試みた。
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