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 生田原貯水池の建設について-自然環境に配慮した貯水池-

作成年度 2005年度
論文名 生田原貯水池の建設について-自然環境に配慮した貯水池-
論文名(和訳)
論文副題 平成17年度(環-19)
発表会 平成17年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成17年度技術研究発表会
発表年月日 2006/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
森脇真哉
大久保純一
佐藤豪
抄録
生田原地区は北海道網走支庁管内の紋別郡遠軽町に位置し、酪農を主に畑作及び野菜作等が行われている農業地帯である。地区内のかんがい施設は未整備であり、かんがい用水は主に降雨に依存している。このため、本事業によりかんがい施設を整備し、土地生産性の向上、農作業の効率化を図り、農業経営の安定と地域農業の振興を図る。本地区のかんがいに必要な用水は、地区内を流れる1級河川湧別川水系生田原川を水源として確保するが、安定的な用水確保のため、生田原川の上流部に取水施設及び生田原貯水池を建設する。生田原貯水池の建設地点は、生田原川及び生田原川の支流カクレ沢川に囲まれ、生田原川の上流側から下流側方向に緩傾斜を呈する地形上にある。地質は、泥岩及び流紋岩を主体とする基礎岩盤が卓越している。また、生田原川は網走支庁管内でも有数のヤマベの生息河川であり、生田原川上流域は緑豊かな森林地帯が分布しているが、貯水池の建設地点も緑豊かな優れた自然環境下にある。このため貯水池の建設にあたっては、経済性はもとより貯水池を取り巻くこれら自然環境等の外的な諸条件を踏まえたうえで、2池タイプの堀込み式貯水池として設計を行った。本報告では、貯水池の設計にあたって考慮した現地の地形、地質の状況、並びに環境への配慮について述べるものである。
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