作成年度 | 2005年度 |
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論文名 | 湾内及び港内で発生する風波による擾乱とその評価-静穏度解析の方法に関する一考察- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成17年度(技-8) |
発表会 | 平成17年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成17年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2006/02/23 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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角花真記 | |
佐藤仁司 | |
高原裕一 |
抄録 |
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近年、計算機性能の著しい発達や新たな波浪変形解析モデルの開発により、数値計算で平面波浪場を解析することが一般的になってきている。港湾や漁港の港内静穏度の評価では波の多方向性及び不規則性並びに回折等の各種変形現象を取り扱うことが必要条件となりつつあり、解析モデルの精度は向上の一途を辿っていると言える。しかし、現実には高精度と言われる解析モデルでも、全ての評価港で静穏度状況を良好に再現できているわけではない。この理由の一つとして設定外力の精度が挙げられる。広い内水面を有する港や湾状地形という条件下では、外洋から来襲する波浪の他に、港内や湾内で発達する風波が港内静穏度に悪影響を及ぼすことがある。港内の静穏度状況を再現するためには、これらを外力として適切に設定することが重要である。本研究では、厚岸湾に位置する厚岸漁港において、波浪及び風観測を実施して擾乱の機構を明らかにするとともに、これまでの静穏度解析で標準的に用いられている解析モデルの組合せによる、厚岸湾口から来襲するうねりと厚岸湾内及び漁港内で発生する風波の両方を考慮して波浪場を評価し、この解析手法の現地への適用性について検討を行った。 |
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