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 結氷時の常呂川河口域における流量観測

作成年度 2005年度
論文名 結氷時の常呂川河口域における流量観測
論文名(和訳)
論文副題 平成17年度(技-55)
発表会 平成17年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成17年度技術研究発表会
発表年月日 2006/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
吉川泰弘
渡邊康玄
抄録
河川工学の立場から感潮域で考慮すべき問題の1つとして塩水遡上が挙げられる。塩水遡上の実態の把握は取水・塩害・水産資源の観点から重要である。この現象は河相および河川流量と潮流量により決定されるが、冬期の結氷状況にも大きく影響を受けるものと考えられる。また、河川管理上極めて重要な流量観測において、厳冬期の観測は厳しい気象条件下である事もあり、氷板下の流況は不明確な部分が多く、便宜上夏期と同様の手法で行われている。結氷時の感潮域は、氷板や塩水の遡上の影響を受けて複雑な水理現象が生じていると考えられ、未だにその現象が解明されているとは言い難い状況にある。本研究は,結氷時の感潮域における水理現象の解明のために、流量観測を含む現地観測を行った結果を報告するものである。なお、比較のため夏期にも同様の現地観測を行っている。現地観測は北海道常呂川河口域において大潮時に行った。流速の観測はADCPを用いて行い,水温・塩分濃度・密度・水位の観測も合わせて行った.
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