国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 2+1車線道路構造の導入効果~諸外国の事例を参考として~

作成年度 2005年度
論文名 2+1車線道路構造の導入効果~諸外国の事例を参考として~
論文名(和訳)
論文副題 平成17年(安-25)
発表会 平成17年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成17年度技術研究発表会
発表年月日 2006/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地土木研究所浅野 基樹(ASANO Motoki)
浅野 基樹宗広 一徳(MUNEHIRO Kazunori)
浅野 基樹秋元 清寿(AKIMOTO Seijyu)
抄録
北海道は、積雪寒冷の気象並びに広域分散型社会を形成している。北海道の郊外部では、都市間を結ぶ交通手段として道路への依存度が高く、大半が唯一のモビリティとなっている。道路のサービス水準の向上を図るため、地域特性に応じた適切な道路構造のあり方の検討及び冬期交通を考慮した交通安全施策の推進等が求められている。本研究では、地域特性及び道路交通特性の観点から北海道と多くの共通点を有する諸外国を対象とし、同国における道路構造について事例紹介する。欧州を代表としてスウェーデン並びにドイツ、北海道の隣国としてロシア連邦の道路構造を対象とした。3ヶ国共に、2+1車線道路構造を採択していることに着目し、その導入効果を明らかにする。スウェーデンの2+1車線道路は、2004年上半期までにおよそ1,000kmが開通しているが、交通事故削減等の効果が発揮されている。このことに関し、スウェーデン道路研究所(VTI)による研究報告を踏まえ、紹介する。ドイツについては、ドイツ道路交通研究所(BASt)による研究報告を参考として、安全性やドライバーの評価を報告する。 ロシア連邦については、サハリン州内に位置し、ユジノサハリンスク~コルサコフ間の2+1車線構造道路の概略を紹介する。また、このような諸外国の経験と知見を踏まえ、北海道の地域特性を考慮した望ましい道路構造を検討する際のポイントを整理する。
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