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 砂防ソイルセメントによる施工と課題について-美瑛川での実績と今後の計画-

作成年度 2005年度
論文名 砂防ソイルセメントによる施工と課題について-美瑛川での実績と今後の計画-
論文名(和訳)
論文副題 平成17年度(コ-4)
発表会 平成17年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成17年度技術研究発表会
発表年月日 2006/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
田村敬介
小松孝志
森田共胤
抄録
十勝岳は、北海道のほぼ中央に位置する十勝岳連峰の主峰であり、標高2077mの活火山である。大正15年5月24日の大噴火では熱い岩屑なだれが山腹の残雪を急速に融かし、大規模な融雪型火山泥流が発生。美瑛川と富良野川流域を流下し、美瑛町や上富良野町では死者行方不明者144名を数える甚大な被害となった。このような背景のもと、十勝岳(周辺)火山泥流対策基本計画(案) が策定され、直轄砂防事業、補助砂防事業、治山事業の3機関によるソフト対策とハード対策の両面から総合的な火山泥流対策が進められている。直轄砂防事業が受け持つ美瑛川では5~8号砂防堰堤が平成13年度から施工され、平成15年度に完成している。これら砂防堰堤の左岸側袖部には、コスト縮減や工期短縮、現地発生材の有効利用を目的とした砂防ソイルセメント( INSEM工法) が採用されている。本報は、美瑛川での砂防ソイルセメント施工実績を報告すると共に、寒冷地での課題である耐凍結融解性に対するモニタリング調査・結果を報告する。また、美瑛川や全国各地の施工実例を踏まえ、他地区において進めている砂防施設計画及び課題について発表するものである。
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