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 茨戸川の塩分濃度について

作成年度 1973年度
論文名 茨戸川の塩分濃度について
論文名(和訳)
論文副題 昭和48年度(D-22)
発表会 昭和48年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和48年度技術研究発表会
発表年月日 1973/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
伊藤洋二
斉藤厳
玉川尊
抄録
茨戸川は、道央地区中最古の歴史を有する石狩町に位置し、石狩川下流部最大の蛇行区間が昭和6年に完成した河道切替工事に伴なって本流から隔離された一大河跡湖で、生振地区を中心とする水田地帯に供給する灌漑用水源として、また『わかさぎ』の養殖など地域産業上重要な位置を占めている。さらに最近は成長した大都市札幌の近郊にあって環境上重要性を加えてきている。現在、茨戸川は最北端の志美付近で生振運河により石狩川本流と連絡されているが、茨戸川流域内の内水排除や石狩新港計画における内水面利用計画に基づいて、茨戸川直接日本海に結ぶ運河が計画され、実施に移されようとしている。この運河の完成に伴ない、茨戸川への海水の侵入に対する対策を検討する必要から、現状における茨戸川内の塩分についてその濃度分布や季別変化などを追跡調査した。また茨戸川を含む石狩川下流部等についての過去の研究報告も参照して一部その資料も含めて検討したので、その結果を報告する。
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