作成年度 | 1973年度 |
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論文名 | 海岸における鉄筋コンクリートげたの暴露試験について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和48年度(A-4) |
発表会 | 昭和48年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和48年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1973/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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中舘真 | |
太田利隆 | |
前川静男 |
抄録 |
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コンクリートが硬化すると、一般に強アルカリ性を示すためにコンクリート中での鉄筋の腐食はコンクリートが健全である限りほとんど永久的であるということが従来からいわれていた。しかしコンクリートが中性化したり、ひびわれその他の欠陥部から水や腐食を起す物質が進入すると、それが鉄筋に作用して腐食する。鉄筋の腐食生成物である水酸化第二鉄(赤さび)は組成が粗であり、元の鉄の体積の2倍以上にも膨張するので、かぶりコンクリートに大きな引張応力を起し、ひびわれが発生しコンクリートの耐久性を著しく損なう原因となっている。当所コンクリート研究室では、潮風の影響を受ける環境下でのひびわれ幅、コンクリートのかぶり厚などと鉄筋の腐食との関係を求めて設計上許容できるひびわれ幅や防食上必要なかぶり厚の規定を定める資料を求める目的で、昭和41年から20年計画で留萌市の日本海岸に鉄筋コンクリート試験げたを暴露中である。今回は暴露してから6年経過した試験げたを取壊し、内部の鉄筋の腐食状態を調査したので、この結果について報告する。 |
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