作成年度 | 1973年度 |
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論文名 | コンクリートのはく離試験について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和48年度(A-6) |
発表会 | 昭和48年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和48年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1973/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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岩本武男 | |
今井益隆 | |
前川静男 |
抄録 |
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硬化したコンクリートの性質は、用いる材料の品質、種類、水セメント比、施工方法、養生程度など多くの要因によって影響を受けることはすでに知られているとおりであるが、北海道のような寒冷地においては気象作用とくに凍結融解に対する抵抗性が大きいことが非常に重要な性質として要求され構造物の設計、および施工に際しては、この点の配慮が必要となる。構造物が受ける凍結状態にはその様相によって種々の用語が定義されているが、一般に多く認められる被害形態はコンクリート表面上のフレーク状のはげ落ち、すなわち表面はく離である。このはく離現象は軽度であれば単に外観が損なわれるのみであり、構造物本来の目的を失うことはあり得ないと考えられるが、劣化現象の進展とともに組織の弛緩、あるいは骨材のはく落による断面損失をまねくことは必至である。本文はこれら凍害によるはく離現象について、対策を求める目的で実施した室内実験と暴露試験に関するものであり、おもに耐久性確保の点から必要なコンクリートの配合条件、および養生程度などとの関連について検討を行なった結果についてまとめたものである。 |
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