国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 単純支持合成桁における車輌の衝撃効果

作成年度 1973年度
論文名 単純支持合成桁における車輌の衝撃効果
論文名(和訳)
論文副題 昭和48年度(C-14)
発表会 昭和48年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和48年度技術研究発表会
発表年月日 1973/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
長沢利夫
後藤彰
岡田治憲
抄録
各所で言及されているように、近年における交通量の増大と交通荷重の増大はめざましく、また、旧示方書での設計規定上の問題点等にも起因して、各地で橋梁の破損が多く見られており、特に、老朽化した橋体、鉄筋コンクリート床版についてこの傾向が著しい。これらへの対処は各種事情により、必ずしも新橋架替にそのままつながるとは言えず、既設橋梁の補修、補強の問題、即ち、道路管理上の問題として現われてくる例も多く見られる。48年度において、このような補修、補強工事について全国規模で施工例を集積し、今後のこの種の工事に対する判断基準を作るべく作業が行なわれているのは既に知られている事である。さて、問題となる個々の具体的な橋梁について、各種ファクターがどのように、どの程度関係しているかを探る事は、補修,補強工事を行う場合の有効な目安になるものと思われる。たとえば、同じ年代に同じ示方書に基づいて架設された同様型式の橋梁同志であっても、現況が著しく異なる例がある。これらの理由は、舗装のいたみや伸縮継手の破損による差であったり、また、走行車輌のスピードの差、施工時における品質管理の良否、あるいは、気象条件の差であったりする。床版の場合には、支持部材配置と車輌の軌跡との関係、即ち、輸荷重の載荷位置が支持桁の直近であるか、又は支間中央であるかの影響が見られる場合もある。この報告書では、今挙げたような各種要因の中で、車輌走行により橋桁に加わる衝撃効果について取り上げ、昭和44年~46年に行った単純活荷重合成鋼桁に対する応力頻度調査時のデータ、および昭和48年に行った、国道5号、倶登山橋での実測データについて紹介する。
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