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 風洞実験によるネットの防風効果について

作成年度 1973年度
論文名 風洞実験によるネットの防風効果について
論文名(和訳)
論文副題 昭和48年度(E-3)
発表会 昭和48年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和48年度技術研究発表会
発表年月日 1973/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
安達孝夫
斉藤三哲
宗好秀
横田満
抄録
北海道の東部、特に十勝、帯広、網走地方において例年、春先に吹く強風のため植付けた種子、幼苗等に非常に大きい被害が出ている。北海道における風食被害地の分布図であるが、ほぼ北海道全域にわたっている。特に道東方面の被害が大きいことが防風林面積で解ると思われる。また風食害の実例を示すが、災害1は64~95%、再補播2は22~31%、廃耕3は3~8%とその被害は大きく、数年連続的に被害を受けている。この地方の風食害の原因については数多くの報告がされているが、この原因を要約すると、この地方の土性と気象に問題があり、土性については両地方とも火山灰の軽しょう土が多く、保水力に乏しくまた、浅根性である。気象については春季4月下旬より7月上旬にかけて起る強風と、降雨量が少ないため、蒸発散量が降雨量を上廻り、土壌の乾燥が激しいために風食被害が大きいものと思われる。北海道東部の気象特性は、降雨量、降雨日数、蒸発散量について、北海道西部とは違った特性を示している。今回著者らは北海道における風食害の問題をとりあげ、風食害と関係する因子との相関関係、防風網の効果等について、室内において風洞実験を行ったので、この成果について報告する。
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