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 国道12号神居古潭の橋梁計画について

作成年度 1974年度
論文名 国道12号神居古潭の橋梁計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和49年度(C-5)
発表会 S49年度技術研究発表
誌名(No./号数) S49年度技術研究発表
発表年月日 1974/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
三浦兼一
稲垣浩司
荻野治雄
藤山勉
田原澄男
小林和郎
抄録
一般国道12号は道都札幌市と、道東道北の文化経済の拠点都市、旭川市を結ぶ主要幹線道路であり、この路線は札幌市と旭川市を結ぶのみばかりでなく、旭川以北、以東への都市へ結ぶ一般国道39・40号への連絡路線でもあり、北海道の産業、経済の大動脈として不可欠の路線である。また、近年における陸上輸送の増大、生活水準の上昇に伴ない、自動車交通の増加と生活圏の広域化により、国道の混雑は著しく、流通機能の低下はおろか、交通事故の続発をまねいている現在、バイパス、あるいは車線の増設等、大巾な路線の整備は急を要するものであり、この計画路線の約10kmは、全線4車化の実施に向けて、設計々画されたものである。このうち、神居古潭地区約5kmの区間は、片側は急峻な地形と、神居古潭地区特有の蛇紋岩の地辷りが起るヶ所が点在し、一方では、一級河川石狩川本流が道路に接近し、ほぼ平行に流下している地形であり、集中豪雨による石狩川の増水により、路面の冠水を生ずるヶ所である。また、旧道路規格によるため、冬期間の路面凍結によるスリップ事故等の発生も懸念される。この橋梁計画は、河川計画上の条件のほか、地形的条件、地質的条件が交錯し、上部構造の型式選定に当っては、上記の各条件に対し、配慮し、十分検討し、かつ工費の経済性、施工条件等も考慮の上決定したものである。7橋を設計計画したが、このうち特に地形、地質的条件に制約を受け、設計計画上困難であった岩見大橋、神居大橋の2橋について、報告するものである。
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