国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 上鳥崎橋の設計および施工について

作成年度 1974年度
論文名 上鳥崎橋の設計および施工について
論文名(和訳)
論文副題 昭和49年度(C-9)
発表会 S49年度技術研究発表
誌名(No./号数) S49年度技術研究発表
発表年月日 1974/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
東紀夫
多賀谷実
抄録
陸上輸送の発達で津軽海峡にフェリーボートの往来が激しくなり、これに伴い一般国道5号にコンテナ車など大型車輌が急増し、特に森町市街の国道は急カーブ、急勾配に巾員が狭く交通のネックとなっており、これを解消するため森バイパスの施工に着手した。この工区内に二級河川鳥崎川があり、これを跨ぐ橋として上鳥崎橋が計画され、この橋の架設地点は海岸に近く塩害の点からコンクリート橋が選ばれましたがRC橋ではひびわれが生じた場合には耐久性の面で問題が生じてきますので少量のプレストレスを与えることによりひびわれを制御してRC橋と施工性の変わらない、そしてPC橋より安いPRC構造が選ばれました。RC橋はスパン15~20mの範囲では工費が安い為によく採用されており、それ以上のスパンになると断面応力計算では充分に安全であっても、ひびわれの障害で余計に鋼材を使用しなければならないためスパン30m以上のコンクリート橋となればほとんどPC橋に限定されています。RC橋はひびわれの問題を解決すれば、その使用範囲を広げて行けるわけでPRC橋はRC橋の使用範囲の中間、即ち20m~30mの範囲で利点が生まれてきますので、その範囲内のスパン28.75mの4径間連続桁が計画、施工されたので、この設計概要および施工例を報告するものである。
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