国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 塔を利用した直続型波向計の試作

作成年度 1974年度
論文名 塔を利用した直続型波向計の試作
論文名(和訳)
論文副題 昭和49年度(F-2)
発表会 S49年度技術研究発表
誌名(No./号数) S49年度技術研究発表
発表年月日 1974/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高島和夫
抄録
波の向きを知ることは、その高さを知ることと同じ程度に重要なことであるが、これを自動観測し得る機器はごく少なく、わけても、最大波、1/10最大波などの個々の波について、その波向を観測記録から直接読み取れる、いわゆる直読型機器は現在のところ見あたらない。現場における定常観測においては、上述のような特定波の波向を現地において簡易に読み取れることは、きわめて重要なことである。と同時に、機器が直読型であることは装置の取扱い、信号の較正、故障の判断などが簡明なものとなることであり、これは現場での長期観測という立場からは非常に大切なものである。このようなことから、われわれは、実用的な直読型波向計の開発にとりくみ、さきに、波力式による円筒傾斜型波向計(仮称)を試作し、報告した。その後これの改良をすすめるとともに、波形式による電極リング型波向計(仮称)を試作した。今回これらについて現地試験を行なったが、かなり良い結果を得たので、ここにその概要を報告する。なお、本報告の波向計は、現在、開発局管内に波浪観測塔が多くあることに着目し案出されたものでトランシットなどによる目視観測程度の観測が自動的になされ、ペン書き記録から、波向が波高とともに直読されるものである。
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