作成年度 | 1974年度 |
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論文名 | 火山灰質粘性土のフィルダムへの利用について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和49年度(E-8) |
発表会 | S49年度技術研究発表 |
誌名(No./号数) | S49年度技術研究発表 |
発表年月日 | 1974/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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岸洋一 | |
高田健治 |
抄録 |
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北海道には数多くの火山があり、その噴出物が広く道内には分布している。開発の進展とともに、ダム建設計画が多数予定され、そのうちいくつかは火山灰地帯にフィルダムとして計画されている。これらの地域では、基礎地質、盛土材料ともに従来のダムと比較にならない程劣悪化しており、多くの解決すべき問題点がある。それらの主要な点は、基礎においては支持力、透水性であり、盛土材料においては溶結凝灰岩を中心とした軟質の岩石質材料、また土質材料は比較的自然含水比の高い火山灰質土の利用方法についてである。十勝岳周辺地域ではフィルダムの材料に火山性土を利用してきたが、十勝岳を起源とする火山性土は自然含水比が30%程度の砂質土であり、施工技術上は余り問題は生じなかった。しかし、後志・胆振・十勝・網走地域での調査の進行とともに、これらの地域では十勝岳周辺とは異質の自然含水比が高く、細粒分を多量に含むものが多いために、盛土材料としての適否、施工性の問題などが解決されなければならない。本報告では、特に高含水比の火山灰質土の物理性と締固め特性について述べる。 |
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