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 留萌ダムの越冬面処理について(第2報)-コアゾーンにおける越冬対策-

作成年度 2006年度
論文名 留萌ダムの越冬面処理について(第2報)-コアゾーンにおける越冬対策-
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(ふ-14)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
伊東秀規
松浦勇司
石井仁
抄録
留萌ダムは、洪水調節や流水の正常な機能の維持、水道用水の供給を目的に築造中の中央コア型ロックフィルダムである。当ダムは留萌川河口から南東へ約20km上流の留萌川水系チバベリ川に位置し、最低気温は氷点下30度以下となる厳しい自然環境下にある。このため、ダム堤体の品質確保上、冬期休止期間中のコアゾーンの凍結防止対策は極めて重要である。これまで直轄で建設される北海道内のフィルダムコアゾーンの越冬面処理は、最終盛立てコア層の上に透水層で使用されるロック材等を凍結防止保護層として1m程度盛立てる方法がとられ、翌春の盛立て再開時に撤去するのが一般的であった。しかし、本工法では一端越冬面処理を行った後は、晩秋期に良天に恵まれても盛立て再開が困難であることや、ロック材がコア層に食い込み、盛立て再開時に最終コア層の撤去、再盛立てなど手戻りが生じる課題があった。当ダムでは、これらの課題の解決と越冬面処理の簡略化・効率化を図るため、平成16年度試験施工において最終の盛立てコア層を保護層とみなす ことにより、その下のコア層に凍結の影響が及ばないことを確認し第1報として報告した。本報は、平成17年度に当該工法とロック材を保護層とする従来工法により試験施工を行い、工法の違いによる地中内温度及び保護層撤去後のコアゾーンの品質を比較検証し、当該工法による越冬面処理の有効性について報告するものである。
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