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 温度差エネルギーと水素吸蔵合金アクチュエータを利用した海水交換装置の開発

作成年度 2006年度
論文名 温度差エネルギーと水素吸蔵合金アクチュエータを利用した海水交換装置の開発
論文名(和訳)
論文副題 平成18年度(ふ-17)
発表会 平成18年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成18年度技術研究発表会
発表年月日 2007/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
長谷一矢
渥美洋一
先川光弘
抄録
近年、地球環境やエネルギー資源枯渇等の問題から、自然エネルギーや、再生可能エネルギー等の新エネルギーの開発利用が進められている。特に、次世代エネルギーとして注目される水素エネルギーの利用技術開発はめざましい。この技術の一つに、温度差エネルギーを力学的エネルギーに変換する水素吸蔵合金アクチュエータ(Metal Hydride Actuator)がある。筆者らは、60℃程度の温度差のみによりMHAが自律的に連続駆動する装置を開発した。装置に与える温度差は、太陽熱、地熱、廃熱などの高温熱源と海水、河川水、地下水、雪氷などの低温熱源から得ることを想定している。利用温度差が小さいことから自ずとエネルギー効率は低くならざるを得ないが、原理的にランニングコストを要しないため、様々な分野での利用が期待できる。本研究では、港湾・漁港の半閉鎖性水域内の水質改善を目的とした「海水交換装置」としての装置開発を進めてきた。本論文は、この海水交換装置の機構と性能について示すものである。
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